妊娠初期1 妊娠がわかった時は喜び、その後はひたすら神頼み

妊娠がわかった時、どんなに嬉しかったかは子供を望んでいた方は皆さん覚えていると思います。でも生まれるまでにはいろんな感情が渦巻き、楽しみの割合が多かった人、無事産まれてくれるか不安な割合が多かった人、ツラかった割合が多い人、夫婦間でも異なると思います。


私は、、、今思い浮かんだのは楽しみだったことかな。日記を読み返して転記することで、またいろんな感情を思い出してみようと思います。

ちなみに妻は確実にツライ思い出が大半を占めていたと確信しています。何でかはだいたい想像できますね。


まずは妊娠初期の頃から順に書いていこうと思います。


妊娠2週目

名前はもうゆうきと決めている。朝早くからKLCに並んで、待ち時間での疲れを少しでもなくす。今回は2つ育った胚盤胞の2つ目の移植日。この子は未熟卵に顕微授精して育った強い子。

胚盤胞になるまでに5日間と短くて、短いと男の子になる可能性が高いという噂ある。

血液検査、内診、診察をして午後から移植することが確定した。午後まで時間ができたからマックで休んで、本屋に行ってから、オムライスを食べて時間を潰した。

移植は無事に終了したため、後は安静に過ごすように心掛けてもらう。それと忘れてはいけない神頼み。鬼子母神様へ感謝をする。


妊娠3週目

着床の確認のため、KLCへ6:00に到着。1番乗りだ。妻は血液検査の開始時刻の7:30に間に合うように到着。血液を採取して、運命の結果をじっくり待つ。時間がこんなに過ぎるのが遅いのかと思った。

診察室に呼ばれて入ると、普段から神妙な顔付きの先生だ。この神妙な顔からいい報告が伝えられるのかが心配だ。神妙な顔から着床していると思われる充分な数値だと伝えられた。

妻の顔にも嬉しさの笑顔がにじみでる。神妙な顔からはおめでとうとかの言葉はなかったけど、少し顔が緩んでいるように見えた。

診察室を出る時も笑顔がにじみでそうになるが、他の人たちに気遣って、神妙な顔のまま病院を出る。

着床してくれて、ありがとう。


妊娠5週目

予定がいろいろある1日。5:50にKLCへ1番乗り。妻は後から到着。血液検査はなく、内診室で待つ。1番なのになかなか呼ばれず、画面に番号も出ない。忘れられているのかなとソワソワしていると突然呼ばれた。

内診が終了すると数分で診察室に呼ばれる。今回は神妙な顔先生ではなかった。エコー写真には胎嚢が写っていることが伝えられ、2人で笑顔で向き合う。診察室を出るときはやっぱり神妙な顔で出る。

鬼子母神様へのお礼と明治神宮にもお礼をしに行き、代々木駅の忘れ物案内所で念願のマタニティマークを貰う。これを付けられることの幸せなこと。

妻はその後に石川ゆみさんのワークショップへ行き、終わってから合流してからさいたま新都心へTM  NETWORKのライブに行く。前から5列で大迫力。目の前での爆破の演出は熱さを感じるくらい近くて、おなかの中でビックリしただろうと心配するくらいすごく楽しんだ。



この数日で1番気持ち悪くなったこの日、昨夜からあまり眠れずにトイレとお友達の夜を過ごしている中、私はベッドで広々ぐっすり寝てしまう。

朝も会社へ行く準備もできなきくらいで横になっていないと気持ち悪さに耐えられず会社を午前休する。

午後になり少し楽になったようで会社へ行く。会社のトイレともすっかり友達の絆を深めているから、会社の人も薄々気が付いてきているのではないかなと思う。でも安定期に入っていないし公表はできない。

主治医に食事、水分も取れていないなら入院も考えた方が良いと言われるが、水、スープ、うどんは食べられているから入院するほどではなさそう。でも今夜もトイレとのハグをする夜を過ごす。